特別ゼミナール「寺方蕎麦研究会」について

江戸ソバリエ協会
☆私たちが大好きな日本の蕎麦の、歴史を大別しますと、下記のように分けられると思います。

Ⅰ.江戸蕎麦以前
 鎌倉時代の栄西、道元ら先駆者的禅宗僧侶が入宋してから、わが国の麺文化が始まりました。 彼らは禅宗教義はもちろん禅林での食生活、食事作法、喫茶法をふくめた禅林文化をそっくりわが国に持ち込みました。 その中には麺類もありました。
 この時代の麺(ソーメン、うどん、雑穀麺)から人気を呼ぶ江戸蕎麦までが、江戸蕎麦以前の時期と位置づけられるでしょう。

Ⅱ.江戸蕎麦
 俳聖芭蕉翁が「蕎麦は江戸の水によく合う」と言ったと伝えられていますように、信長の時代以前に生まれていたと想定される蕎麦は、 江戸っ子が好み、江戸で完成しました。
 江戸ソバリエ認定講座ではそのことを学びますので、ここでは詳細は省かせていただきます。

Ⅲ.現代蕎麦

☆江戸ソバリエ協会が開講する「江戸ソバリエ」認定講座は、江戸蕎麦を愛し、勉強しようという講座です。
ただ、江戸蕎麦をさらに深く理解するためには、江戸蕎麦の前史を学ぶ必要もあります。

☆そのために協会では、認定講座である「江戸蕎麦学」の外に、特別ゼミナールとして「寺方蕎麦研究会」を設けています。
講師は、「寺方蕎麦 長浦」の二代目当主で、蕎麦研究家の伊藤汎先生です。
会員資格は、その主旨から上級コース「江戸ソバリエ・ルシック認定者」のうちの有志の方に限らせていただいております。

☆「寺方蕎麦研究会」はクローズで行っておりますが、機会をみながら学習会のメモを掲載いたしたいと思います。 

学習会メモ 1: 『麺類の歴史をたずねて』     
        2: 不可解な『索餅』の生い立ち      
        3: 混乱した『ほうとう』の生い立ち    


伊藤汎麺類史研究論  伊藤 汎(麺類史研究家)

麺類史研究家の伊藤汎先生に江戸ソバリエ・ルシック寺方蕎麦研究会(第1期研究会)
において講義していただいた内容を記録編集しました。
                        


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